日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 2J03
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ブルッカイト型TiO2の合成とその光触媒作用
*妹尾 英樹西川 崇田中 寿郎岡野 聡
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抄録
ブルッカイト型TiO2はTiCl3とHClを1:10で混合し、90~96℃で24時間加熱して得られた沈殿物を熱処理合成した。XRDによれば3つの相が混在しており、回折パターンの積分強度比からブルッカイト相の存在比を求めたところ、XRDよりブルッカイト相の含有率は多いもので65%であった。TiO2粉末の単位面積当りの色素分解率を測定し、可視光域ではアナターゼ相、ルチル相ともにほとんど触媒作用がないが、ブルッカイト相を含むTiO2では17.2%の光触媒作用を示すことを明かにした。
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©  日本セラミックス協会 2006
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