日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 2P083
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燃料電池への応用を目指した多孔質複合電極の開発
*宮田 康史筒井 光範藤代 芳伸淡野 正信岩間 由希
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抄録
固体電解質形燃料電池において、薄膜電解質を支持するアノード極支持構造電池では、電極の厚みが数十から数百ミクロンとなるため良好なイオン伝導とガス拡散性の確保が重要となる。電極内のYSZ(イットリア安定化ジルコニア)の結晶性を高め、イオン伝導性を確保するために1000℃以上の高温焼結を行うとアノード電極は緻密構造体になりガス拡散性が損なわれる。そこで本研究では高温焼結条件においても造孔作用を持つ炭素材料を用いてイオン伝導体と触媒の多孔質複合電極を試作し、燃料電池電極への応用を検討した。
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©  日本セラミックス協会 2006
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