日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 2P108
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ラテント顔料と近赤外吸収色素含有有機無機ハイブリッド膜を用いたPDP用高コントラスト化フィルムの開発
宮野 敬大*大石 知司
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抄録
PDP用高コントラスト化フィルムの研究開発を行った。PETフィルム上にラテント化したキナクリドン(Qn)顔料とシリコンナフタロシアニン(SiNc)を含むシロキサン変性有機無機ハイブリット膜をゾルゲル法を用いて形成した。Qnは575nmに吸収を持ち、赤サイドバンド発光およびNe発光を吸収し赤の色純度を向上する。SiNcは、リモコンの誤作動の原因となる近赤外光を吸収し、PDP用高コントラスト化フィルムとすることができる。また、Niジチオール系錯体の近赤外吸収色素を含有させた3-glycidoxypropyltrimethoxysilan(GPT)_-_ポリスチレン(PS)有機無機ハイブリッド膜を作製し、近赤外吸収機能の向上が見られた。そして、それぞれの機能と性質について評価した。
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©  日本セラミックス協会 2006
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