日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 3D03
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還元窒化プロセスによるCaSiAlN3粉末の合成
*末廣 隆之広崎 尚登矢島 祥行解 栄軍三友 護
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抄録
CaSiAlN3は過去HuangらによりSi3N4—AlN—CaO系状態図研究における副生成物として報告がなされているが,これまで構造機能用途共に実用に供された例はない.近年Eu2+の付活により近紫外—可視光域で効率的に励起される赤色蛍光体となることが見出され,白色LED用途での普及が期待されている.現状におけるCaSiAlN3粉末の合成はCa3N2—Si3N4—AlN原料系を加圧窒素雰囲気中1600—1800℃で焼成後粉砕するプロセスにより行われている.本研究ではガス還元窒化法(GRN)をCaO—SiO2—Al2O3系に応用し,低温常圧下で酸化物原料からCaSiAlN3微粒子の直接合成を行う新プロセスを報告する.
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©  日本セラミックス協会 2006
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