日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2006年年会講演予稿集
セッションID: 3H32
会議情報

ゼラチンーシリケートハイブリッドの架橋構造と分解性
*都留 寛治長原 充幸早川 聡尾坂 明義
著者情報
キーワード: ハイブリッド, 分解性, 構造
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
ゼラチンと3†グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(GPSM)を出発原料としたゼラチンーシリケートハイブリッドは,生体親和性(生体活性,細胞適合性)を有し,組織工学用の足場としての応用が期待される。本研究では,組成や反応条件を変えてハイブリッド試料を合成し,ニンヒドリン法や29Si CPMAS-NMRを用いて,それらの架橋構造を調べた。その結果,模擬体液中における分解性は,ゼラチンとGPSMの架橋率や-Si-O-Si-ネットワークの重合度に関係していることが明らかとなった。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2006
前の記事 次の記事
feedback
Top