日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 1H23
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紫外ラマン散乱によるBaTa2O6 の1573Kまでの高温その場観察
*藤森 宏高金 畿永大城 和宣山本 節夫吉村 昌弘
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抄録
高温下における材料のラマンスペクトルを測定するために設計された連続波の紫外ラマン散乱装置を用いて、BaTa2O6の1573Kまでのラマンスペクトルを得た。室温から1573Kまでの範囲で、典型的な斜方相(Type I)のラマンスペクトルが観測された。本結果をグルーナイゼンパラメータと同様に定義された等圧下における温度変化に関連したパラメーターによって説明すると、250 cm-1 以上のラマンモードと169 cm-1のモードは、169 cm-1を除く250 cm-1 以下の低周波数モードよりもパラメーターの値は小さい。このことは高周波数モードと169 cm-1のモードが、TaO6内部振動モードに帰属されることを示唆している。
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©  日本セラミックス協会 2007
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