日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 1K13
会議情報

コアシェル複合化によるチタニア粒子の光触媒活性の低減
*宮本 浩史白川 善幸下坂 厚子日高 重助土岐 元幸市村 暢子
著者情報
キーワード: チタニア, 光触媒, アルミナ
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
チタニアは高い屈折率を有する材料として注目されており、最近ではポリマーとナノコンポジットさせた新たな高屈折率材料の開発が注目されている。しかしながら、チタニアにはその光触媒作用によりポリマーを分解してしまう問題がある。そこで我々は、チタニア粒子ナノ分散高屈折率複合材料の開発を目的とし、チタニア粒子のコアシェル型複合粒子の作製を行い、チタニア粒子の高い屈折率を維持したまま光触媒作用を低減させることを試みた。具体的には、光触媒作用のあるチタニアナノ粒子をゾル-ゲル法によりアルミナでコートすることで、コアシェル型複合粒子を合成し、複合化前後の光触媒性能を評価した。結果として光触媒作用の低減を確認した。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2007
前の記事 次の記事
feedback
Top