日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 1A09
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触媒一体化水素製造モジュールの開発
*島森 融志垣 秀和田中 裕之三矢 耕平安田 勇白崎 義則常木 達也黒川 英人
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抄録
水素分離型改質システムは、改質工程及び水素精製工程を一段で行うため、PSAシステムに比べ、シンプル、コンパクト、高効率な純水素製造システムである。水素分離型改質システムでは改質器内に水素分離モジュール及び触媒が設置されており、膜を介して改質ガス中の水素を分離・精製することで、高純度の水素を製造することができる。これをさらに進めたのが触媒一体化水素製造モジュールであり、多孔質支持体部分に改質触媒機能を付与させた構造となっている。モジュール内部に原料ガスと水蒸気を供給し加熱することにより、多孔質触媒内で改質反応が起こり、外部に水素を取り出すことができる。これまで必要であったモジュール近傍への改質触媒の設置が不要となり、水素分離型改質システムをさらに小型化・低コスト化することが可能となった。本発表では触媒一体化水素製造モジュールを用いた水素透過試験、改質試験などの結果を報告する。
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©  日本セラミックス協会 2007
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