日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 3E17
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負荷過程の応力-歪曲線から予測した多結晶黒鉛の除荷曲線の妥当性の検証
*古嶋 亮一安田 公一松尾 陽太郎塩田 忠
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抄録
多結晶黒鉛に圧縮応力を負荷・除荷した時に得られる応力-歪曲線は、非線形挙動を示すことがわかっている。この非線形挙動を材料中に発生したマイクロクラックによるみかけのヤング率の減少が要因であると仮定し、安田が損傷発生歪分布関数を用いて任意の歪における応力を求める理論を提案した。この理論において、除荷過程の応力は、負荷過程の応力-歪曲線を推定するために必要なパラメータを用いて求められる。そこで本研究では、多結晶黒鉛に一軸圧縮試験を行った際の負荷過程の応力-歪曲線を実測値と一致するように推定した上で、得られた推定パラメータを用いて除荷曲線を予測した。また、得られた除荷曲線と実測値を比較し、除荷に関する安田の理論の妥当性の検証を行った。
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©  日本セラミックス協会 2007
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