日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 3G03
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水酸アパタイト球状顆粒の粒径制御と吸着特性の評価
*高橋 俊春川内 義一郎上高原 理暢井奥 洪二
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抄録
水酸アパタイト(HA,Ca10(PO4)6(OH)2)の有機物を吸着しやすい特性を利用して、HA顆粒をDDS(Drug Delivery System)として応用する研究が盛んに行われている。これまでに我々はα-リン酸三カルシウム粉末とゼラチン水溶液を混合したスラリーを油中に分散させ、その後、回収、焼成および水熱蒸気処理を施すことによって、HA柱状粒子からなる球状顆粒の作製ができることを報告した。また、合成の際に分散条件を変化させることで、その粒径を制御できることを明らかにした。HA顆粒の粒径を制御し、さらにその吸着特性をコントロールできれば、癌治療や骨再生などに応用が期待される。
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©  日本セラミックス協会 2007
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