日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2007年年会講演予稿集
セッションID: 1I26
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四層ペロブスカイト型(Sr1-xBax)MnO3の合成と磁気的性質
*田口 秀樹清水 明彦長尾 眞彦木戸 博康
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抄録
酢酸ストロンチウム、酢酸バリウム、酢酸マンガンを出発原料として使用し、四層ペロブスカイト型構造(4H)をとる(Sr1-xBax)MnO3(0.0 ≤ x ≤ 0.5)を固相反応法により合成した。四層構造においてMnO6八面体は他のMnO6八面体と頂点および面を共有している。試料中の酸素量は0.0 ≤ x ≤ 0.3の範囲で3.000であったが、x = 0.4で2.982、x = 0.5で2.972であった。xの増加とともに格子定数(ac)は直線的に増加しているが、リートベルト法による構造解析からMn―Mnの原子間距離はほぼ一定であることがわかった。4 K~650 Kの温度範囲での磁気測定から、試料は264 K~276 Kにネール温度(TN)をもつ反強磁性体であることがわかった。
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©  日本セラミックス協会 2007
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