日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第21回秋季シンポジウム
セッションID: 1H25
会議情報

ぺロブスカイト強誘電体のサイズ効果 ―薄膜,微粒子,セラミックス―
*鶴見 敬章保科 拓也
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
ぺロブスカイトタイプ強誘電体において誘電特性がサイズによって変化する現象,「サイズ効果」が,薄膜,微粒子,セラミックスにおいてどのように発現するのか概説する。セラミックスにおいては,グレインサイズ1μm程度で誘電率の極大が観察される。これはドメインの寄与で説明できる。微粒子においては,粒子径140nmにおいて誘電率の極大が観察された。これについては粒子表面付近の構造で説明ができる。一方,薄膜においては膜厚が数nmになるまでサイズ効果が現れないことが、計算や実験の結果から明らかになった。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2008
前の記事 次の記事
feedback
Top