日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第21回秋季シンポジウム
セッションID: 1PM01
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PVBを分散剤として用いたアルミナ/カーボンナノファイバー複合体の作製と性質
*湯本 慎也山口 朋浩北島 圀夫遠藤 守信斎藤 直人樽田 誠一
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抄録
カーボンナノチューブ(CNT)はその優れた機械的性質のため、ポリマー,金属そしてセラミックスの強化材として注目されている。しかし、CNTを複合化する際に常に課題となるのが、その均一分散混合であり、セラミックスの場合は特に高度に分散混合がなされていないと機械的性質の向上は期待できない。本研究では、多層CNTの一種であるカーボンナノファイバー(CNF)をポリビニルブチラール(PVB)を分散剤としてエタノール中に分散させ、さらに分級により精製した後、アルミナと複合化させた。その結果、真空焼成により、相対密度が約98%の緻密でCNFが均一分散した複合体が得られた。
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©  日本セラミックス協会 2008
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