日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第21回秋季シンポジウム
セッションID: 2C02
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酒石酸チタン錯体を用いた水熱法による酸化チタンの多型と粒子形態の制御および光触媒機能評価
*下井田 博謙山本 和広冨田 恒之藤田 一美小林 亮垣花 眞人
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抄録
本研究では、新規化合物の水溶性チタン錯体の一つである酒石酸チタン錯体を出発原料として、水熱法によって酸化チタンの合成を行った。水熱処理時の種々の条件(錯形成剤量、添加剤等)を変化させることで、多型と粒子形態の制御を行った。添加剤として過酸化水素を用いると平均粒径10nmのRutile型酸化チタンナノ粒子、エチレンジアミンを用いると30×150nm程度のニードル状Anatase型酸化チタンの合成に成功した。また、合成したこれらの試料の光触媒活性をメタノールの気相分解によって評価した。
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©  日本セラミックス協会 2008
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