日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第21回秋季シンポジウム
セッションID: 2H19
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PUND測定を用いたリーク電流の大きな非鉛圧電体の電気特性評価
*岡村 総一郎永沼 博中嶋 宇史島 宏美志村 希舟窪 浩飯島 高志井上 洋介
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抄録
環境問題あるいは資源問題に関する意識の高まりから、有害元素や希少元素を含む材料の置き換えが大きな注目を集めている。非常に高性能であるが、有害である鉛を含むPb(Zr,Ti)O3系圧電材料の代替品探索もそのひとつである。現在、新しい非鉛圧電材料の研究が盛んに行われているが、一般にリーク電流が大きく、その素性を見極めることも困難な状況である。我々は、そういった試料に関しても、PUND測定を用いれば、パルス電圧印加時の電気変位からリーク電流密度を、またそれを取り去った時の電気変位の変化から常誘電成分を、更にパルスを印加した瞬間の電気変位の変化からその常誘電成分を差し引くことで真の反転電荷量を大まかに見積もることができることを明らかにした。
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©  日本セラミックス協会 2008
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