主催: 公益社団法人日本セラミックス協会
単分散メソポーラスシリカ球(MMSS)合成における出発溶液(ストック溶液)のエイジングは、MMSSの単分散性や粒径に影響を与えた。2週間のエイジングで粒径は10%低下し、単分散性も低下した。また、合成したMMSSの比表面積は1000-1200m2/gであった。MMSSにAuを複合化し、TEMによる観察で2nm程度のAuナノ粒子が確認できた。Auナノ粒子の粒径は窒素吸着測定で求めたMMSSの細孔径と近い値となった。Auを複合化したMMSSで表面増強ラマン散乱効果が得られた。