日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2008年年会講演予稿集
セッションID: 1K28
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結晶性酸化チタン層のアパタイト形成能に及ぼす紫外線照射の影響
勝瑞 哲也都留 寛治*早川 聡尾坂 明義藤井 英司川端 浩二
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抄録
結晶性チタニア(ルチル)層は,金属チタン基板を100から800℃の温度範囲で熱処理することにより作製した。大気雰囲気下で1時間,紫外線を結晶性チタニア(ルチル)層に照射した。UV照射された金属チタン基板は、in vitroアパタイト形成能を評価するために、7日間まで擬似体液(SBF(小久保溶液))に浸漬された。UV照射された結晶性チタニア(ルチル)層は、3日以内に骨類似アパタイトの形成を誘導した。これは、800℃の熱処理により得られた高結晶性のチタニア層を除けば、紫外線照射が結晶性チタニア(ルチル)層のin vitroアパタイト形成能を促進したことを示唆した。
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©  日本セラミックス協会 2008
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