主催: 公益社団法人日本セラミックス協会
生体触媒である酵素を用いた反応は、常温常圧において進行し、有機合成化学的手法で見られるような複雑な過程を必要としない。酵素触媒反応を利用して多種類な有機化合物の合成・分解反応が実用化され、実際の工業プロセスの省エネルギーや省廃棄物に貢献をしている。 シリコンアルコキシドの加水分解・重合反応を生体材料によってシリカ合成反応を行った。さらに反応液に混合する水溶液による非酵素的分解反応を最小限に抑えるため、酵素反応溶液とし最近注目されているイオン液体を用いた。合成したシリカについて、BET、FE-SEM、TG、Si-NMR等で詳細に解析した。