日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 1K19
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新規なリン酸塩蛍光体の探索
石垣 雅関 聡美上松 和義*戸田 健司佐藤 峰夫
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キーワード: 蛍光体, リン酸塩, 希土類
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抄録
リン酸塩蛍光体は、比較的に強い共有結合性と連結した構造に基づき結晶場が強く、蛍光体母体として多色発光、高い耐久性と発光効率が期待できる。これらの特徴から、リン酸塩蛍光体は白色LED用蛍光体として非常に興味深い。そこで、本研究では、アルカリ金属およびアルカリ土類を含むリン酸塩を母体とする化合物にEuを付活した新規な蛍光体の探索を行なった。 Rb2CaP2O7:Eu2+の組成を持つ新規な蛍光体材料が見いだされた。近紫外領域に励起バンドを持ち、赤色に近い領域で発光を示す。幅広い発光波長を示すことから、近紫外LEDと組み合わせた照明用白色LED用の蛍光体に適している。
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©  日本セラミックス協会 2009
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