抄録
xMgO-(1-x)B2O3 (x=0.75-0.99)セラミックスの微構造とマイクロ波誘電特性は今回研究された。1350℃で焼成されたxMgO-(1-x)B2O3のXRPDパターンはMgOとMg3B2O6の存在を示した。xの組成が0.75から0.99に増加すると、Mg3B2O6の解析ピークは弱くなった。1350℃で焼成されたMgOセラミックスの品質係数と見かけの密度は少量のB2O3が添加されることによって極端に改善された。それゆえ773000GHzの最も高いQ・f値は3.37g/cm3の見かけの密度を伴ってx=0.99で得られた。