日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 1D33
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色素増感ZnO電極へのシリカナノコーティングプロセスが太陽電池性能に及ぼす影響
*上野 慎太郎藤原 忍
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抄録
 色素増感太陽電池は,光励起された色素の電子が,半導体層への注入・拡散を経て,外部回路へと取り出されることで起電力と電流を得ている.我々はn型半導体であるZnOの優れた電子物性に着目し,現在主流のTiO2電極からZnO電極へと置き換え,開放電圧(VOC),短絡電流(JSC),フィルファクター,変換効率など太陽電池の性能値の向上を目指してきた.本研究では,ZnO電極に極薄のSiO2層をコートすることにより開放電圧が上昇すること,またコーティング方法により電池性能が変わることを示し,SiO2層の構造とともにそのメカニズムを議論する.
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©  日本セラミックス協会 2009
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