日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 1H28
会議情報

メソポーラスシリカナノ粒子生成におけるエチレングリコールの影響
*干川 康人野村 篤朗下嶋 敦大久保 達也
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
メソポーラスシリカは、高比表面積・大細孔容積などの特徴を有するが、近年、そのナノ粒子化が幅広い応用の可能性から注目されている。これまでに、テトラエトキシシラン(TEOS)をシリカ源、界面活性剤を鋳型として用い、原料組成や反応条件を変えることで様々な形態や粒径のメソポーラスシリカナノ粒子の合成が報告されてきた。最近我々は、有機修飾型のメソポーラスシリカナノ粒子の合成過程にエチレングリコール(EG)を共存させることで、直径70~100 nmの球状粒子が得られることを見いだした。本研究では、EGの添加が粒子形態に及ぼす影響について詳細に検討し、そのメカニズムについて考察した。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2009
前の記事 次の記事
feedback
Top