抄録
本研究では、材料粒子を大気中で超音速ガス流により加速し、固体のまま基材表面に衝突・堆積させるコールドスプレー法により、アナターゼ型酸化チタンのみからなる皮膜作製を試みた。本プロセスでは粒子の衝突エネルギーによってのみ成膜を行うことから、特に粒子速度に関与するガス圧力・温度による粒子付着効率および皮膜特性への影響について調査を行った。今回用いた全ての成膜条件において、コールドスプレー法による酸化チタン皮膜の作製は可能であった。また、酸化チタン皮膜のNO除去率測定結果から、ガス条件3MPa-473Kおよび3MPa-673Kの皮膜は原料粉末と同等以上の光触媒活性を有することが分かった。