日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2010年年会講演予稿集
セッションID: 2K08
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銀-粘土系抗菌剤を添加した陶磁器釉薬の抗菌効果
*吉田 英樹阿部 久雄田栗 利紹大橋 文彦藤野 茂梶原 稔尚
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抄録
銀錯体を層間に導入した粘土鉱物からなる銀-粘土系抗菌剤を陶磁器釉薬に添加し、還元および酸化雰囲気にて1573K焼成した陶磁器釉薬の抗菌効果、および高温焼成後の抗菌力向上を目的とした銀-粘土系抗菌剤への第3成分の添加効果について検討した。その結果、釉薬に抗菌剤を10mass%添加し1573Kで還元焼成した陶磁器釉薬の抗菌活性値は0付近で陰性となったが、抗菌剤を1~10mass%添加し酸化焼成した陶磁器釉薬の抗菌活性値は2.0以上で陽性を示した。特にZrを共添加した抗菌剤を用いた場合、釉薬への添加量が0.2mass%でも高い抗菌活性を示した。
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©  日本セラミックス協会 2010
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