抄録
酸化物イオン導電体である希土類ケイ酸オキシアパタイトの単結晶の合成をフラックス法を用いて試みた。この結晶は500 ℃から800 ℃の中温度域で動作する固体燃料電池の電解質として期待されている。従来希土類ケイ酸オキシアパタイトは1500 ℃以上の高い温度で合成されてきたが、それより低い1000 ℃前後の温度で合成するためにフラックス法による結晶合成を検討した。同法はFZ法などに比べて低い温度で合成できる利点がある。今回はフラックス法を用いてNaLa9Si6O26単結晶を1100℃からの徐冷により合成することができた。その構造を単結晶X線構造解析により調べた。