抄録
全固体リチウム二次電池は、安全や高寿命、高容量が期待されているが、固体電解質と電極との界面抵抗が大きく、抵抗低減の為に様々な検討が行われている。
本発表では、酸化物系固体電解質と電極との界面抵抗を低減させる為、硫化物系固体電解質を電極合材層に利用した全固体電池について報告する。酸化物系固体電解質としてLAGP(Li1.5Al0.5Ge1.5(PO4)3)焼結体、硫化物系固体電解質として80Li2S-20P2S5ガラスを作製した。正極と負極それぞれに硫化物系固体電解質を添加して電極合材層とし、LAGP固体電解質層と組み合わせた全固体電池を作製し評価を行った。