抄録
電気磁気効果により医療用デバイスやセンサーへの応用が期待できるマルチフェロイクスが注目されている。本研究では強誘電体 Sr0.3Ba0.7Nb2O6(SBN)と、強磁性体BaFe12O19(BFO)とから成るコンポジット型マルチフェロイクスの作製を目的として、この擬二成分系において、まず融液からの凝固により共晶体を作製し、その電気・磁気的性質を調べた。XRDより作製したコンポジットはSBNとBFOの2相のみから成ることがわかった。SEMにより凝固体では厚さ10-50 μmの平板状結晶から成るラメラ構造が観察された。さらに粒子分散型のコンポジット焼結体を作製し、冷却条件と微構造との関係について調べた。