抄録
電子セラミックスの中でも誘電・圧電材料について現状の問題点を指摘し、将来像と夢を述べる.圧電材料の分野では、今後ハイパワー駆動系の応用が増え、その中でも超音波トランスジューサ応用製品が将来的に新たな市場を作ると考えられる.しかしながら,圧電非線形応答を記述する理論は未だ整備されていない.正しい理論に基づく材料評価技術を確立した上で,材料開発に取り組むことが必要である.誘電材料の分野では、たとえ誘電率を犠牲にしても線形性や高耐圧を利用する薄層化が一つのトレンドになると予想される.また,電極界面現象の理解と積極的な利用が重要な研究課題になると考えられる.