抄録
セラミックス粒子コロイドをマイクロノズルから押出し、微細なパターンの構造体を成形するダイレクトライティングにおいて、重要な要素である粘弾性コロイド状のインクを調製するために、PEO-PPO-PEOトリブロックコポリマーをゲル化剤として用いることを検討した。分散剤およびゲル化剤の添加率の検討により、高い粒子濃度を有しながら、10℃以下の低温では流動性の高い液状で、室温以上ではゲル化する特性を持つアルミナ粒子スラリーの温度可逆性ゲルが得られた。得られたゲルは、均質かつ十分な粘弾性を示し、内径200μmのノズルからの押し出しにより、3次元積層格子状構造体を欠陥なく直接成形することができた。