抄録
リチウムイオン電池の5V級正極材料として期待されている LixNi1/2Mn3/2O4 において、組成 x を変化させたときにそれぞれの組成で最も安定な結晶
構造を第一原理計算によって解析した。
それぞれの組成で求められた安定構造のエネルギーを相互に比較し、分解反応のエネルギーを評価>
することで熱力学的に安定な組成と構造を求めた。
この結果から、x=0, 1 の両端の組成以外に 0.375 付近に安定な組成が存在することを確認した。
また、イオンの挿抜に伴って起こるイオン伝導についても定量的な評価を行った。