抄録
我々はこれまでにアパタイトファイバー (AF) を用いて、三次元培養が可能であり、骨芽細胞の分化を誘導する「アパタイトファイバースキャフォルド (AFS) 」を開発している。最近、我々は AFS 前駆体成形時に一軸加圧を加え、さらに 150 μm および 20 μm のカーボンビーズ (CB) を併用することで AFS の高強度化にも成功している [1]。本研究では、その高強度化AFSをクサビラオレンジ蛍光遺伝子を導入したブタ (huKO ブタ) の脛骨に埋入し、その硬組織適合性を評価した。