抄録
最近の研究でペロブスカイト構造を持つCaSnO3やCaZrO3にTbとMgを共添加することで、紫外線照射下で強い緑色の発光を示すことが見出されが、Mg共添加によって著しく発光強度が増加する原因は未だ明らかになっていない。本研究では固相反応法と錯体重合法で作製したサンプルの蛍光強度を測定して、Mg添加効果の原因の解明を目的とした。錯体重合法のサンプルではAサイトへの共添加による蛍光強度の増大が見られた。また固相反応法に比べて、Mg以外の共添加サンプルでも蛍光強度の再現性が良く、蛍光強度のばらつきが少なかった。このため、Mg添加による蛍光強度増大の主な原因は電荷補償によるものだと考えられる。