抄録
余剰炭素量を低めたSi-O-CもしくはSi-O-N-Cの元素の組み合わせによりなるアモルファスセラミックスが、広い波長範囲にわたる白色発光性を示すことが近年報告され、研究が活発化している。我々のグループでは炭素を比較的多量に含む前駆体であっても、雰囲気制御を介した脱炭処理を施すことにより、容易に高い発光性を達成出来ることを見出し、発光機構の解明に取り組んでいる。本発表では主として脱炭反応時の初期(650-900℃)における、質量と比表面積の変化に着目し、発光特性との相関について調べた。その結果を報告する。