Progress of Digestive Endoscopy
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症例
十二指腸下行脚より出血し,内視鏡的に止血した2例
土田 浩之小島 明廣川 朋之長沼 篤丸山 秀樹白須 達也竹澤 二郎杉山 雅
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2004 年 65 巻 2 号 p. 84-85

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抄録
 上部消化管出血の原因のなかでも,十二指腸下行脚からの出血は比較的稀であり,内視鏡的止血術が困難となる場合もある。今回,我々は十二指腸下行脚からの出血に対し内視鏡的に良好な止血が得られた2例を経験したので報告する。
 症例1は,黒色便を主訴とする84歳男性。高血圧,高脂血症にて当科外来通院中黒色便が出現し,緊急内視鏡検査にて十二指腸下行脚の山田Ⅱ型ポリープより噴出性の出血を認めMicrowave凝固法及びHSE局注療法にて止血した。
 症例2は原因不明の貧血を呈した77歳女性。貧血精査のため施行した内視鏡検査にて十二指腸下行脚にDieulafoy型潰瘍と思われる出血点を認めクリッピングにて止血した。2例とも再出血は認めていない。
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© 2004 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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