Progress of Digestive Endoscopy
Online ISSN : 2187-4999
Print ISSN : 1348-9844
ISSN-L : 1348-9844
症例
カンジダ食道炎を合併した疣状食道表在癌の1例
三朝 博仁幕内 博康島田 英雄千野 修西 隆之釼持 孝弘山本 壮一郎森屋 秀樹加藤 優子島村 和男
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キーワード: 疣状癌, カンジダ食道炎
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2005 年 66 巻 2 号 p. 48-49

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抄録
 嚥下時のつかえ感を主訴に初診した50歳,男性。約7年前からカンジダ食道炎として複数の診療機関で不定期に治療中。アルコール依存症,慢性C型肝炎の合併あり。精査にて切歯列28cmからECJに至る隆起性病変および全周性の厚い白苔を伴うⅡa様病変が認められた。初回生検でカンジダ感染が確認され,抗真菌治療が再開されたが,2カ月後の再生検にて長径18cmにわたる重層扁平上皮癌と診断された。術前深達度T2と推定し根治術を施行した。病理診断にてVerrucous carcinoma,T1b(SM1)と診断された。疣状癌(Verrucous carcinoma)は高分化型扁平上皮癌の亜型とされ食道領域では稀である。
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© 2005 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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