さいたま赤十字病院/内科
2005 年 66 巻 2 号 p. 62-63
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膵腫瘍に合併した胃静脈瘤の2例について報告する。症例1)47歳女性。主訴は黒色便。内視鏡にて胃穹窿部から体中部に出血性の胃静脈瘤を認めた。膵体尾部にある7cm大の悪性内分泌腫瘍が脾静脈を圧排し,短胃静脈を介した胃静脈瘤を形成していた。症例2)32歳女性。主訴は心窩部痛。膵体尾部に8cm大の膵尾部粘液囊胞腺癌を認めた。内視鏡では胃穹窿部から体中部に胃静脈瘤を認めた。膵体尾部の腫瘍を認めた場合は胃静脈瘤の有無についての精査が必要である。
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy
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