東京労災病院/消化器内科
2005 年 67 巻 2 号 p. 112-113
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症例は79歳,女性。15年前に膀胱癌にて放射線治療歴がある。貧血に伴う意識障害で緊急入院した。血便の原因検索のために行われた大腸内視鏡検査でS状結腸から直腸にかけて地図状の潰瘍がみられ,既往歴と病理組織所見より放射線性腸炎と診断された。血便が持続するためエカベトナトリウム注腸を行ったところ,潰瘍は改善し血便も消失した。本治療法は難治性の放射線性腸炎に対する新たな治療法になる可能性がある。
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy
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