前橋赤十字病院/消化器病センター
前橋赤十字病院/病理
2005 年 67 巻 2 号 p. 88-89
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症例は50歳代,女性。十二指腸球部前壁の8mmのカルチノイドに対しESDを施行し完全切除を得た。術中に小穿孔を来たしたが,クリップ縫合を行い,腹膜炎の併発なく改善した。筋層浸潤がなく内視鏡的切除が可能であることの診断には,病変に対し局注後にEUSを行うことが有用であった。またESDは穿孔しても孔が小さく,クリップによる縫合が可能で,十二指腸カルチノイドの治療法として選択しうる方法と考えられたので報告する。
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy
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