抄録
症例は56歳女性。2004年4月初旬より悪心,嘔吐が出現。他院の内視鏡検査で十二指腸下行部の腫瘤を認め,当科入院した。内視鏡検査で十二指腸下行部に易出血性の腫瘤性病変を認め,生検組織診断は悪性リンパ腫であった。入院後,黄疸が増悪したため,PTBDを留置した。5月24日よりCHOP療法を開始し,3コース終了後,腫瘤は縮小し経乳頭的に胆管ステント留置,PTBDチューブを抜去した。化学療法を計6コース施行後,胆管ステント抜去した。十二指腸の腫瘤は消失し主乳頭からの生検組織診断では炎症性変化であった。9月17日に退院し外来で経過観察している。