セメント・コンクリート論文集
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セメント化学
高炉スラグ高含有セメントの水和に及ぼす亜硝酸カルシウムとアルカノールアミンの影響
坂井 悦郎植田 由紀子相川 豊二戸 信和
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2019 年 73 巻 1 号 p. 52-58

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抄録

高炉スラグ高含有セメント(HVBFSC)の水和反応や圧縮強さに及ぼすジエタノールイソプロパノールアミン(DEIPA)の影響や亜硝酸カルシウムとの併用効果について検討した。両者を併用した場合には、材齢7日と28日ではHVBFSC中のエーライトの反応率は無添加とほぼ同等かわずかに小さいが、HVBFSC中のBFSの反応率は無添加より大きな値を示した。無添加より圧縮強さが大きいのは、この影響であり、材齢56日では、エーライトの反応率は無添加より増加した。Ca(NO2)2単独添加に比べて、DEIPAとの併用ではBFSの反応促進による初期の強度増進とエーライトの長期の反応率の増加による長期強度増進も期待される。

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