慶應義塾大学医学部/消化器内科
慶應義塾大学医学部/放射線科
慶應義塾大学医学部/病理科
2006 年 68 巻 2 号 p. 140-141
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患者 : 55歳,女性。過敏性腸症候群として加療されていたが,2001年2月頃より粘血便が頻回となり,左下腹部痛が出現したため当科に入院。大腸内視鏡検査にて直腸には平盤状隆起,S状結腸にはタコいぼ状隆起や強い発赤斑を認めた。平盤状隆起の生検で,cap部の化膿性滲出物,炎症性肉芽組織,軽度の線維筋症を認め特異な内視鏡像とあわせcap polyposis(CP)と診断した。排便習慣の是正により症状が軽快したCPの1例を経験したので報告する。
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy
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