日本大学/消化器肝臓内科
日本大学/消化器外科
日本大学/病理
社会保険横浜中央病院/消化器科
2006 年 69 巻 2 号 p. 60-61
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症例は54歳男性,医師。腹痛を契機に上部消化管内視鏡検査を施行したところ,爪楊枝の胃壁内刺入と近傍の3型進行胃癌を認めた。爪楊枝は水洗にて胃内腔へ脱落し,透明フードと把持鉗子を用いて内視鏡的に除去した。後日,胃癌に対し幽門側胃切除術を施行した。誤嚥した爪楊枝の胃壁刺入の脱落を内視鏡にて観察でき,また偶然胃癌の発見契機となった稀な症例を経験した。
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy
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