Progress of Digestive Endoscopy
Online ISSN : 2187-4999
Print ISSN : 1348-9844
ISSN-L : 1348-9844
症例
進行肝細胞癌を合併したためESDを施行した胃SM深部浸潤癌の1例
水野 芳枝, 新井 晋, 今井 幸紀, 安藤 さつき, 吉野 廉子, 中島 さやか, 中村 有香, 小池 雅美, 齊藤 詠子, 濱岡 和宏, 藤盛 健二, 稲生 実枝, 石川 惠子, 名越 澄子, 伴 慎一, 持田 智
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 70 巻 2 号 p. 90-91

詳細
抄録
 症例は74歳の男性。C型肝硬変として経過観察中に肝細胞癌と胃癌の重複癌が発見された。肝硬変はChild-Pugh分類がgrade Aであったが,肝内転移が認められるためTAE,TAIを施行した。胃癌はEUSにてSM深部浸潤癌と診断したが,肝癌が予後を規定すると判断し,外科的切除は行わなかった。筋層と腫瘍の間にはSM層がわずかに認められたため,ESDを施行して断端陰性で切除することができた。外科的切除術が不能な合併症を有する胃癌症例では,SM2まで浸潤していてもESDが治療の選択肢となり得ると考えられた。
Fullsize Image
著者関連情報
© 2007 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
前の記事 次の記事
feedback
Top