Progress of Digestive Endoscopy
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臨床研究
胃粘膜下腫瘍に対する粘膜切開直視下生検法の有用性について
大嶋 隆夫, 為我井 芳郎, 長沖 裕子, 矢郷 祐三, 正木 尚彦, 上村 直実, 徳原 真, 山澤 邦宏, 橋本 政典, 斉藤 幸夫, 清水 利夫, 望月 眞, 斉藤 澄, 坂本 榮一
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2007 年 71 巻 2 号 p. 28-33

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抄録
 胃粘膜下腫瘍の診断では画像検査に加えてEUS-FNAが行われるが,検体量が少なく詳細な病理組織学的検討が困難な場合がある。ESDに準じて,フックナイフで粘膜と腫瘍表面の被膜を切開して腫瘍を露出させた後に通常の生検鉗子を用いる「直視下生検法」では充分量の組織が採取された。本法を用いた生検診断と摘除標本の組織診断との比較検討した結果,対象とした5例全例で的確な病理診断(GIST : 4例,平滑筋腫 : 1例)が得られた。さらに,外科的切除が施行された4例の摘除標本の病理組織診断は免疫染色やKi-67染色など詳細な検討も含めて本法による術前診断と一致した。特記すべき偶発症は認めなかったことから,種々の画像診断において鑑別が困難で治療方針を決定するために病理組織学的診断が必要な胃内発育型の胃粘膜下腫瘍に対する生検組織採取法として「粘膜切開直視下生検法」は有用な方法のひとつであると考えられた。
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© 2007 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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