しらかわ診療所/群馬消化器内視鏡医療センター
前橋赤十字病院/消化器病センター
前橋赤十字病院/病理部
群馬大学大学院医学研究科/病態制御内科学
2008 年 72 巻 2 号 p. 94-95
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
CO2送気と通常送気で大腸ESD時穿孔・穿通した症例を経験した。直腸Rbの歯状線にかかるLST-Gを通常送気で行い術後レントゲンで後腹膜気腫,皮下気腫に気づいた。術後発熱,炎症反応上昇を認めたが保存的加療し軽快。CO2送気で上行結腸LST-NGをESD中に穿孔しクリップ縫縮し,術後異常所見を認めなかった。腸管外に漏れた送気量,腸液量に違いがあるがCO2送気は通常送気と比較し大腸ESDの安全性を高める一つの方法と思われた。
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら