順天堂大学/下部消化管外科
2009 年 74 巻 2 号 p. 106-107
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症例は59歳の男性。S状結腸のSM癌に対して腹腔鏡下大腸切除術を予定し,術前に点墨を施行した。ポジショニングが取れず数回の穿刺と局注を繰り返した。検査後に腹満感と体動時の違和感が出現し,著明な腹腔内遊離ガス像を認めた。腹痛や炎症反応はみられず,待機的根治手術を施行した。点墨に限らず局注は標準的な手技であるが,不用意な穿刺によって穿孔が生じることがあるため,注意が必要であると考えられた。
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy
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