Progress of Digestive Endoscopy
Online ISSN : 2187-4999
Print ISSN : 1348-9844
ISSN-L : 1348-9844
症例
Helicobacter pylori除菌後5年後に再発した早期胃癌の1例
大山 恭平宇野 昭毅中島 典子安倍 久子小林 駿松本 直樹太田 壮一郎竹内 理恵西山 竜渡辺 俊一荻原 章史岡野 憲義田中 直英森山 光彦
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2009 年 75 巻 2 号 p. 68-69

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抄録
 Lancet誌に掲載された深瀬論文では胃癌内視鏡治療後H. pylori除菌の必要性が証明されている。本症例は除菌後5年に異時性再発をきたしたため,除菌後5年から10年といった長期間の経過観察をする必要があると考えられた。また,除菌後も血清IgG H. pylori抗体が陰性化しない症例は異時性再発の発症を考慮し,内視鏡検査時に注意深い観察が必要であると考えられた。
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© 2009 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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