Progress of Digestive Endoscopy
Online ISSN : 2187-4999
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症例
十二指腸に脱出した巨大胃腺腫の1例
田島 一美小野寺 大吾酒井 利幸中野 真松本 都宗像 博美青笹 季文渡邉 善正南部 弘太郎塩谷 猛渋谷 哲男
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キーワード: 胃腺腫, 胃型腺腫
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2010 年 76 巻 2 号 p. 64-65

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抄録

 症例は68歳女性。食欲低下を主訴に受診。上部消化管内視鏡検査で胃体上部から発生する分葉状の隆起性病変を認め先端は十二指腸水平脚まで達していた。生検病理検査では過形成ポリープの診断であったが病変の大きさから癌の合併を疑い開腹胃部分切除術を施行した。病変は21×4cmで,病理組織学的に胃型腺腫と診断した。形態・病理組織学的にも比較的稀な症例であるため報告する。

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© 2010 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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