ペドロジスト
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南西諸島の母材と土壌(<シンポジウム特集>土壌生成・分類と母材,第18回ペドロジスト・シンポジウム)
浜崎 忠雄
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1979 年 23 巻 1 号 p. 43-57

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抄録

南西諸島は,北緯31°から24°の間に位置し,湿潤暖帯南端および湿潤亜熱帯に属する。そのため暖帯から熱帯への土壌の移り変わりを知る上で重要な位置を占める。その上,南西諸島は,地質構造上古生界から現在に至る種々の地層や火成岩から構成され,それに伴なって土壌の母材も多種多様なものとなっているので,母材と土壌との関係を知るための格好な地域といえる。ここでは,既往の報告をもとに,南西諸島の母材と土壌との関係および主要土壌の特徴と分類上の問題について述べることにする。

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© 1979 日本ペドロジー学会
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