日本歯周病学会会誌
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CPITN測定の実験形態的検索
西原 圓一朗
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1987 年 29 巻 2 号 p. 586-590

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抄録
実験形態的一見地からCPITN方式に検索を加えた。まず, CPITNのコードならびに市販のCPITN用探針をサル用に考案ならびに改良した。次にこれらを使って, カニクイザルの一定部位の歯肉を測定し, コード番号順に分類すると共に切片標本を作製した。
光顕ならびに電顕切片では, 組織変化が分類したコード順に一かんしているのが認められた。しかし, 石灰化様小穎粒など, 歯石等の症状についてはコード基準に一致しないところも認められた。その結果から考えると, コードは, 1つの項目例えば歯周ポケットの深さのみで分類し, 且つ各々のコードについて各種の症状例えば出血, 歯石, 肥厚等に則した細分類を行なうか, 又は疫学と治療必要度を各用途目的に応じて別々に区分する事が, 好ましいのかも知れない。今後, 更に特殊な歯肉の疾患など色々な症例を含めて, 多角的な検索をする事が必要と思われる。
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